「親が70歳を過ぎたら読む本」(村田浩之著/ダイヤモンド社)では、老人ホーム選びのポイントとして、以下のような5つのポイントが挙げられている。
1.施設長の能力
2.介護リーダーの能力
3.入居率
4.施設の雰囲気
5.入居者と家族による評価
このポイントを見て気づくのは、やはり親のために老人ホームを選ぶときに大切なのは「人」だということだ。
施設見学などに行くと、どうしても建物外観の美しさや室内の新しさなどに目がいってしまいがちだ。
あとは食事がおいしそうだとか、どんな娯楽があるかなど。
確かにそれらも重要だが、より重視すべきなのは目には入りにくい部分というわけだ。
食事や介護サービスの質も含めて、ホーム内で提供される「ソフト」の部分というのはスタッフの質に負うところが多い。
中でもスタッフをまとめあげる施設長の力量にかかっているところが多い。
だから、親に入所後も安心して快適に過ごしてもらうためには、施設長をはじめ介護リーダーや働いているスタッフの能力や人柄をしっかりと見ておきたい。
見学の際には、施設長と会っておくのは大切だ。
そして、規模の大きい施設であれば、現場のリーダーがかなり強い権限を持っているので、現場のリーダーにも会っておくべきだ。
入居率は、その施設の人気や経営の安定を示すわかりやすい指標だ。
開設してから2年以上が経過しているのに入居率50%以下だと注意したほうがいいらしい。
理想としては、70から85%以上の入居率があるところが良い。
その他、施設の雰囲気をチェックするときの細かいポイントや利用者の口コミを知る方法についても本の中で丁寧に解説されている。
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